MySQLのレプリケーションにおいて、SEMI-SYNCモードはマスターサーバーとスレーブサーバー間でデータの同期を確認するための一種の同期モードです。

通常、MySQLのレプリケーションは非同期で行われ、マスターサーバーでのクエリの実行が即座にスレーブサーバーに反映されるわけではありません。しかし、SEMI-SYNCモードでは、マスターサーバーがクエリを処理し、コミットポイントに達した時点で、それをスレーブサーバーに通知して同期を確認します。

このモードは、データの整合性を保つために使用され、一般的には高い信頼性が求められるシステムで利用されます。ただし、SEMI-SYNCモードは同期のオーバーヘッドが発生するため、性能に影響を与える可能性があります。

SEMI-SYNCモードを有効にするには、マスターサーバーとスレーブサーバーの設定でそれぞれ rpl_semi_sync_master_enabled および rpl_semi_sync_slave_enabled を設定する必要があります。また、MySQLのバージョンによっては、それに関連する他のパラメータも調整する必要があります。

これにより、データの同期が確認されるため、マスターサーバーでのトランザクションのコミットがスレーブサーバーにも正常に反映され、データベースの整合性を高めることができます。

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