Pythonのコードをデバッグする際、argparse
を使ってコマンドライン引数を受け取ることがあります。しかし、VSCodeでデバッグを行うときには、コマンドライン引数の設定方法が少し異なります。この記事では、VSCodeでargparse
を使ったPythonコードをデバッグする方法を説明します。
argparseとは
argparse
はPythonの標準ライブラリで、コマンドライン引数を簡単に受け取ることができます。例えば、次のようなコードを考えてみましょう。
import argparse
parser = argparse.ArgumentParser(description='Process some integers.')
parser.add_argument('integers', metavar='N', type=int, nargs='+', help='an integer for the accumulator')
args = parser.parse_args()
このコードは、コマンドラインから整数を受け取り、それをargs.integers
というリストに格納します。
VSCodeでの設定方法
VSCodeでargparse
を使ったコードをデバッグするには、launch.json
という設定ファイルを作成し、そこにコマンドライン引数を設定します。具体的な手順は以下の通りです。
- VSCodeの左リボンのデバッグボタンをクリックします。
- 「Run and Debug」の下の「create a launch.json file」というリンクをクリックします。
- 作成された
launch.json
ファイルに、次のような設定を追加します。
{
"name": "Python: argparse",
"type": "python",
"request": "launch",
"program": "${workspaceFolder}/your_script.py",
"args": ["-i", "input.txt", "--output", "output.txt"]
}
この設定では、your_script.py
というスクリプトをデバッグし、その際に-i input.txt --output output.txt
というコマンドライン引数を渡します。
以上がVSCodeでargparse
を使ったPythonコードをデバッグする方法です。この方法を使えば、VSCodeの便利なデバッグ機能をフルに活用しながら、コマンドライン引数を受け取るPythonコードを効率的にデバッグすることができます。