Python環境の構築
Windows Server 2019にPython環境を構築する際の手順を以下に示します。
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OSのセットアップ: Windows Server 2019 (OS)のセットアップ自体は特記事項なし,適宜ユーザを追加したり権限設定したりします。
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CUDAのインストール: CUDA10.1をNVIDIAのサイトからダウンロードしてインストールします。
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cuDNNのインストール: cuDNNをNVIDIAのサイトからダウンロードしてインストールします。
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Python環境の構築: Anaconda3をダウンロードしてインストールします。
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ライブラリのインストール: Anaconda Powershell PromptもしくはAnaconda Promptから以下のコマンドを実行します。
pip install cupy-cuda101
pip install chainer
以上の手順でPython環境の構築が完了します。
仮想環境の構築
Pythonの仮想環境は、Pythonアプリケーションを開発するための非常に便利なツールです。仮想環境を使用することで、Pythonの異なるバージョンやライブラリのバージョンを分離して管理することができます。以下に、WindowsでPythonの仮想環境を構築する方法について説明します。
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Pythonのインストール: Pythonの公式サイトから、最新のバージョンをダウンロードしてインストールします。
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仮想環境の作成: Pythonがインストールされたら、仮想環境を作成するために「venv」モジュールを使用します。以下のコマンドを実行します。
python -m venv myenv
- 仮想環境の有効化: 仮想環境を有効化することで、仮想環境で使用するPythonのバージョンやライブラリが、グローバルなPythonの設定とは分離されます。以下のコマンドを実行して、仮想環境を有効化します。
.\\myenv\\Scripts\\activate
- パッケージのインストール: 仮想環境が作成され、有効化されたら、必要なパッケージをインストールすることができます。以下のコマンドを実行して、必要なパッケージをインストールします。
pip install <package-name>
以上の手順でPythonの仮想環境の構築が完了します。