VBAとPythonの間で変数を双方向で受け渡す方法について説明します。この方法を使うと、VBAからPythonへ、またPythonからVBAへと、どちらの方向からでも値を受け渡すことが可能になります。
VBAとPythonの間での変数の双方向受け渡し
VBAとPythonの間で変数を双方向で受け渡す方法は、中間ファイルとしてテキストファイルを作成し、VBAとPythonの値を双方向で受け渡し合う方法です。この方法を使うと、引数の数は関係なくVBAからPython、PythonからVBAのようにどちら側からでも値を受け渡すことが可能になります。
VBAでのテキストファイルの操作
VBAでファイルの取り扱いを行う際には「FileSystemObjectオブジェクト」が必要です。テキストファイルを作成するには「FileSystemObjectオブジェクト」の「CreateTextFileメソッド」を使います。テキストファイルに値を書き込むには、手動での書き込みと同じような考えで、テキストファイルを開く、開いたテキストファイルに値を書き込み、テキストファイルを閉じるといった処理の流れになります。
Pythonでのテキストファイルの操作
Pythonでのテキストファイルの操作は非常にシンプルで、VBAのように特定のオブジェクトを定義する必要はありません。テキストファイルに値を読み取るには以下のように書きます。
以上がVBAとPythonの間で変数を双方向で受け渡す方法になります。この方法を使うと、PythonコードをVBAの関数のように扱うことができます。