VS CodeでPythonのデバッグ設定: launch.jsonの活用

VS Codeでは、launch.jsonファイルを使ってPythonコードのデバッグ設定を行うことができます。この記事では、その基本的な設定方法と可能な項目について紹介します。

デバッグ設定の作成

まずはデバッグしたいPythonファイルを開き、VS Codeのサイドバーから「実行とデバッグ」を選択します。次に、「launch.jsonファイルを作成します」をクリックします。すると、開いているファイルを検知し、何をデバッグしたいかの候補が出てきます。ここでは、シンプルに今開いているPythonファイルをデバッグしたいので、「Python File」を選択します。

launch.jsonファイルの構成

選択した項目で自動でlaunch.jsonを作成してくれます。このlaunch.jsonファイルは、プロジェクトフォルダの直下にある.vscodeフォルダに保存されます。そして、このファイルを実際に作成するのが、「実行とデバッグ」ビューにある「launch.jsonファイルを作成します」リンクです。

launch.jsonファイルの中身は以下のようになります。

{
  "version": "0.2.0",
  "configurations": [
    {
      "name": "Python: Current File",
      "type": "python",
      "request": "launch",
      "program": "${file}",
      "console": "integratedTerminal"
    }
  ]
}

ここで、"configurations"属性の下には、複数の設定を記述することも可能です。

デバッグの開始

launch.jsonファイルが作成されると同時に、「実行とデバッグ」ビューの表示は変わります。上部のドロップダウンには上で紹介した"name"属性に指定してあるデバッグ設定の名前が表示されていることにも注目してください。ドロップダウンの左側には「デバッグの開始」ボタンがあります。つまり、ドロップダウンで設定を選んで、「デバッグの開始」ボタンでデバッグを開始するというのが、デバッグ設定を行った後の一般的なデバッグ開始パターンです。

以上がVS CodeでPythonのデバッグ設定を行う基本的な手順です。これにより、VS Codeを使ってPythonコードのデバッグをより効率的に行うことができます。.