MySQLでテーブルを結合する際、JOINとLEFT JOINはよく使われますが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか?

JOINは、2つ以上のテーブルからデータを結合するためのクエリです。これに対してLEFT JOINは、左側のテーブルのすべての行と、右側のテーブルの対応する行があればそれらを結合します。LEFT JOINの特徴は、左側のテーブルの行が右側のテーブルの対応する行がなくても、左側のテーブルの行は結果に含まれる点です。

例えば、以下のクエリを考えてみましょう。

SELECT customers.customer_id, customers.customer_name, orders.order_id
FROM customers
JOIN orders ON customers.customer_id = orders.customer_id;

このクエリは、customersテーブルとordersテーブルをcustomer_idで結合しています。しかし、もしcustomersテーブルに対応するcustomer_idがordersテーブルに存在しない場合、その行は結果に含まれません。

これに対して、LEFT JOINを使ったクエリは次のようになります。

SELECT customers.customer_id, customers.customer_name, orders.order_id
FROM customers
LEFT JOIN orders ON customers.customer_id = orders.customer_id;

この場合、customersテーブルのすべての行が結果に含まれ、ordersテーブルに対応する行が存在しない場合はorder_idがNULLとなります。

つまり、JOINとLEFT JOINの主な違いは、対応する行がない場合の挙動にあります。JOINは対応する行がない場合は結果から除外されますが、LEFT JOINは左側のテーブルの行を残して結合します。

投稿者 admin

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