AWS CloudShellは、マネージメントコンソールから直接アクセスできる、ブラウザベースのシェル環境です。Pythonとboto3がプリインストールされており、AWSリソースの操作だけでなく、boto3のAPIを試す際にも非常に便利です。
AWS CloudShellでPythonを実行する
CloudShellの起動は非常に簡単で、マネジメントコンソールから「CloudShell」を検索し、サービスに移動するだけでシェルの利用を開始することができます。シェルが起動したら、Python インタープリタを起動します。
python3
AWS CloudShellでLambda Layerを作成する
AWS CloudShellを利用して、AWS Lambda (Python)のLambda Layerを作成する方法を紹介します。まず、CloudShellへPython 3.9のインストールをします。その後、インストールしたいライブラリを記載した requirements.txt
を作成し、CloudShell上にアップロードします。
pip3.9 install -t ./python -r requirements.txt
次に、Lambda Layer作成用のスクリプトを作成し、CloudShell上にアップロードします。スクリプトの実行が完了すると、CloudShell上でPython 3.9が利用できるようになっています。
bash make_lambda_layer.sh <zipファイルを保存するS3のバケット名> <Lambda Layer名>
以上で、AWS CloudShellを利用してPythonを実行し、Lambda Layerを作成する方法について説明しました。AWS CloudShellは、セットアップなしでPythonとboto3を利用することが可能で、対話的にboto3のAPIを試すことができます。この情報が役立つことを願っています。