Blenderは強力な3Dアニメーションソフトウェアで、Python APIを使用すると、Blenderの機能を自動化し、カスタマイズするスクリプトを作成できます。この記事では、Pythonを使ってBlenderのオブジェクトを移動する方法について説明します。
BlenderとPython
BlenderにはPythonコンソールとPythonスクリプトの2つの主要なPython環境があります。Pythonコンソールは、Blenderのユーザーインターフェース内でPythonコードをリアルタイムで実行するためのインタラクティブなコンソールです。一方、Pythonスクリプトは、テキストエディタで作成されたPythonコードを実行する方法で、Pythonスクリプトは再利用可能で、同じようなプロジェクトにも適用できます。
オブジェクトの移動
Pythonを使ってBlenderのオブジェクトを移動する基本的なコードは以下の通りです。
import bpy
# 移動距離を設定します。
move_z = 7.0
# 現在選択されているオブジェクトを取得します。
selected_objects = bpy.context.selected_objects
# 選択されたオブジェクトを移動します。
for obj in selected_objects:
obj.location.z += move_z
このコードは、選択されたすべてのオブジェクトをZ軸方向に指定した距離だけ移動します。move_zの値を変更することで、移動する距離を調整できます。
まとめ
BlenderとPythonを組み合わせることで、3Dモデリングの作業を効率化し、自動化することが可能になります。特に、Pythonスクリプトを使用すると、複雑なタスクを簡単に自動化でき、再利用性も高まります。この記事では、Pythonを使ってBlenderのオブジェクトを移動する基本的な方法を紹介しました。これを基に、さらに複雑なスクリプトの作成に挑戦してみてください。.