Blenderは強力な3Dモデリングソフトウェアで、Pythonと組み合わせることで自動化やカスタマイズが可能になります。この記事では、BlenderとPythonを使用した基本的な3Dモデリングの手順を紹介します。
BlenderとPythonのセットアップ
まず、BlenderとPythonの環境を整える必要があります。Blenderは内蔵のPythonを使用しており、特定のモジュール(例えばnumpyなど)がすでに導入されています。しかし、他のPythonモジュールを追加するには少し作業が必要です。
BlenderでのPythonの使用方法
Blender上でPythonを使用するには、まずScriptingをクリックして新しい.pyファイルを作成します。その後、Text EditorでPythonコードを書き、再生ボタンを押してコードを実行します。
以下に、Blender上でPythonを使用して3Dモデリングを行う基本的なコードを示します。
import bpy
import math
# 既存要素削除
for item in bpy.data.meshes:
bpy.data.meshes.remove(item)
# 立方体の描画
bpy.ops.mesh.primitive_cube_add(location=(0, 0, 0), size=1.5, rotation=(0, 0, 0))
# 図形を変形(X方向2倍、Y方向1倍、厚さ方向0.5倍)
bpy.ops.transform.resize(value=(2.0,1.0,0.1))
# 図形を回転(Y軸周りに 30°)
bpy.ops.transform.rotate(value=math.radians(30), orient_axis='Y')
このコードは、Blender上で立方体を描画し、その形状を変形し、最後にY軸周りに30°回転させるものです。
まとめ
BlenderとPythonを組み合わせることで、3Dモデリングのプロセスを自動化したり、カスタマイズしたりすることが可能になります。これは、3Dアートやゲーム開発、映像制作など、さまざまな分野で役立つスキルです。この記事が、BlenderとPythonを活用した3Dモデリングの入門として役立つことを願っています。.