ExcelからPythonを呼び出す方法: xlwingsの活用

xlwingsは、PythonからExcelを操作するためのライブラリで、ExcelとPythonを並行して、インタラクティブに操作することが可能です。特に、Excelのデータ加工などの業務を自動化する際に有用です。

xlwingsのインストール

xlwingsは組み込みライブラリではないので、pipまたはcondaでインストールします。

pip install xlwings
conda install xlwings

xlwingsの基本的な使い方

以下に、xlwingsを使用してExcelを操作する基本的な手順を示します。

1. 新規ブックの作成: xw.Book()
2. 既存ブックの読み込み: xw.Book("path")
3. ブックの保存: wb.save("savedbook.xlsx")
4. ブックを閉じる: wb.close()

また、xlwingsではアクティブブックのアクティブシートを簡単に操作する機能があります。

1. アクティブブックを取得: xw.books.active
2. アクティブブックの指定: wb.activate()
3. アクティブシートを取得: xw.sheets.active
4. アクティブシートの指定: sht.activate()

ExcelからPythonを呼び出す

ExcelからPythonのコードを実行するには、VBAからRunPython関数を使用します。以下にその例を示します。

Option Explicit

Public Sub copyText()
    Call RunPython("import excel_test; excel_test.copy_add_text()")
End Sub

上記のVBAコードは、Pythonのexcel_testモジュールのcopy_add_text関数を呼び出します。

以上がxlwingsを使用してExcelからPythonを呼び出す基本的な方法です。これにより、Excelの操作をPythonで自動化し、作業の効率化を図ることが可能です。