ExcelでPythonを使う方法について解説します。Pythonはデータ分析や機械学習など、様々な用途で利用されています。Excelと組み合わせることで、より強力なデータ分析が可能になります。
Python in Excelの有効化
Python in Excelを使うためには、まずPython in Excelを有効化する必要があります。具体的な手順は以下の通りです。
- Excelを開き、数式タブから「Pythonの挿入」を選択します。
- 「Python in Excelを試す(プレビュー)」というダイアログが表示されるので、「プレビューを試す」を選択します。
Pythonのコードを書く
Python in ExcelでPythonを実行するには、PY関数を使用します。セルに直接「=PY」と入力するか、数式タブから「Pythonの挿入」を選択します。すると、数式のエリアがPythonモードになります。
ExcelのデータをPythonで扱う
ExcelのデータをPythonで扱うためには、xl関数を使用します。例えば、Excel内の「テストテーブル」という名前のテーブルを読み取るには、以下のように記述します。
sample_df = xl("テストテーブル[#すべて]", headers=True)
このようにしてExcelのテーブルをPandasのDataFrameとして扱うことができます。
Pythonのライブラリを使う
Python in Excelでは、numpy, pandas, matplotlib, statsmodels, seabornなどのライブラリがデフォルトでインストールされています。これら以外のライブラリは、Anacondaを介して使用できるものであれば追加でインポート可能です。
以上がExcelでPythonを使う基本的な方法です。これにより、ExcelのデータをPythonで分析したり、Pythonの強力なライブラリを活用したりすることが可能になります。