FastAPIは、Pythonで高速なAPIを開発するためのモダンで高速(高性能)なWebフレームワークです。この記事では、FastAPIの基本的な使い方とその特徴について紹介します。
FastAPIのインストール
FastAPIを使用するためにはまずインストールが必要です。以下のコマンドでインストールできます。
pip install "fastapi[all]"
このコマンドは、FastAPIを含むすべてのオプションの依存関係と機能をインストールします。これには、コードを実行するサーバーとして使用できるuvicorn
も含まれます。
FastAPIの基本的な使い方
FastAPIを使用してAPIを作成する基本的な手順は以下の通りです。
- FastAPIインスタンスを作成します。
- ルートを作成します。ルートはAPIのエンドポイントで、パス操作とも呼ばれます。
- ルートに関数を作成します。この関数がAPIのエンドポイントに対する操作を定義します。
以下に簡単な例を示します。
from fastapi import FastAPI
app = FastAPI()
@app.get("/")
def read_root():
return {"Hello": "World"}
このコードは、FastAPIインスタンスを作成し、ルートエンドポイント(”/”)に対するGET操作を定義しています。
FastAPIの特徴
FastAPIには以下のような特徴があります。
- 高速: Starlette(ルーティング部分)とPydantic(データ部分)に基づいています。これにより、非常に高速なAPIが作成できます。
- 高性能: NodeJSやGoと同等の性能を持っています。
- 開発効率: 高い開発効率を実現します。NodeJSやGoを使用した場合と比較して約2〜3倍の開発速度を実現します。
- 簡単: シンプルで直感的な設計を持っています。これにより、開発者がAPIを簡単に使用し、理解することができます。
- 短い: コードの重複を最小限に抑え、複数の機能を持つパラメータを1つにまとめることで、少ないコード行数で多くのことを実現します。
以上がFastAPIの基本的な使い方とその特徴になります。FastAPIはPythonで高速なAPIを開発するための強力なフレームワークであり、その学習は時間と労力をかけてでも価値があると言えるでしょう。