Playwright Pythonは、アクションを実行する前に要素のアクション可能性をチェックし、関連する全てのチェックが通過するまで自動的に待機します。これにより、テストのパフォーマンスを下げ、失敗しやすいflakyなテストを防ぐことができます。
以下に、Playwrightが提供する主なアクションとそれぞれのアクションがチェックする項目を示します。
アクション | 可視性 | 安定性 | イベント受信 | 有効性 | 編集可能性 |
---|---|---|---|---|---|
locator.check() | Yes | Yes | Yes | Yes | – |
locator.click() | Yes | Yes | Yes | Yes | – |
locator.fill() | Yes | – | – | Yes | Yes |
これらのアクションは、要素が可視であるか、安定しているか(アニメーションが完了しているか)、イベントを受信できるか、有効であるか、編集可能であるかなどをチェックします。これらのチェックがタイムアウト内に全て通過しない場合にはTimeoutErrorが発生します。
Playwrightのこの自動待機機能は、テストコードを簡潔に保つだけでなく、テストの信頼性と効率も向上させます。そのため、Playwrightを使用する際は、この自動待機機能を最大限に活用することをお勧めします。