PythonのWebフレームワークである「Flask」をAnaconda環境にインストールして、簡単なアプリを作る方法を解説します。
前提条件
Anaconda本体がインストールされていることが前提です。もしインストールされていなければ、以下の記事を参考にインストールしてください。
Pythonの仮想環境を作成
conda create
でFlaskをインストールする環境を「flask_app」という名前で作ります。
conda create -n flask_app python=3.9
作成した環境をアクティブにします。
conda activate flask_app
Flaskのインストール
上で作った仮想環境(flask_app)にFlaskをインストールします。Flaskのインストールは次のコマンドを使用します。
conda install -c anaconda flask
これで、Flaskのインストールは完了です。
Hello Flask
とりあえず「Hello world」をブラウザに表示するだけの超入門アプリを作ります。アプリを作るためのフォルダを任意の場所に作成します。
mkdir flask_sample
cd flask_sample
次に、app.py
というファイルを作成して、次のコードを記述します。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def hello_world():
return "Hello, World!"
アプリの実行
app.py
を保存したら、さっそく実行してみましょう。環境変数のFLASK_APP
にエントリポイントとなるファイルを設定し、flask run
でアプリを実行します。
export FLASK_APP=app
flask run
起動が成功すると、次のようにURLがコンソール上に表示されるので、ブラウザで対象のURLを開いて「Hello world!」と表示されればOKです。
以上で、Anaconda環境にFlaskをインストールする方法を紹介しました。Flaskは軽量なWebフレームワークで、ちょっとしたアプリとかを作る時に重宝します。.