Pythonのargparseモジュールは、コマンドライン引数の解析を容易にする強力なツールです。この記事では、argparseを使用してコマンドライン引数にデフォルト値を設定する方法を説明します。
argparseとは？
argparseは、Pythonの標準ライブラリの一部で、コマンドライン引数の解析を簡単に実装できます。argparseを使用すると、プログラムで処理したいファイル名やパラメータなどを実行時に指定できます。
デフォルト値の設定
argparseでは、add_argumentメソッドを使用して引数を追加します。このメソッドにはdefaultパラメータがあり、これを使用して引数のデフォルト値を設定できます。
以下に、デフォルト値を設定する例を示します。
import argparse
# パーサを作成
parser = argparse.ArgumentParser(description='このプログラムの説明')
# 引数を追加
parser.add_argument('--param', default='default_value')
# 引数を解析
args = parser.parse_args()
print('param='+args.param)
このコードでは、--paramという名前の引数を追加しています。この引数のデフォルト値はdefault_valueです。したがって、この引数がコマンドラインで指定されなかった場合、args.paramの値はdefault_valueになります。
まとめ
Pythonのargparseモジュールを使用すると、コマンドライン引数に簡単にデフォルト値を設定できます。これにより、ユーザーが引数を指定しなかった場合でも、プログラムが適切に動作するようにすることができます。