Python-canは、PythonでController Area Network (CAN)をサポートするライブラリで、異なるハードウェアデバイスに対する共通の抽象化と、CANバス上でメッセージを送受信するための一連のユーティリティを提供します。
セットアップ
Python-canを使用するための初期設定は以下の通りです。
import can
# バスの初期化
bus = can.interface.Bus(channel = 'can0', bustype= 'socketcan_native', bitrate= 500000, canfilters= None)
このコードは、CANバスを初期化します。ここで、channel
はCANインターフェースの名前(ここでは’can0’)、bustype
はバスタイプ(ここでは’socketcan_native’)、bitrate
はビットレート(ここでは500000)、canfilters
はメッセージフィルタ(ここではNone)を指定します。
メッセージの送受信
Python-canを使用してメッセージを送受信する方法は以下の通りです。
# メッセージの送信
message = can.Message(arbitration_id=0x123, data=[0x11, 0x22, 0x33])
bus.send(message)
# メッセージの受信
message = bus.recv(1.0) # 1秒待つ
if message is not None:
print(message)
このコードは、特定のIDとデータを持つメッセージを送信し、次にメッセージを受信します。受信したメッセージがあれば、それを表示します。
注意点
Python-canを使用する際の注意点は以下の通りです。
- Python-canは、PCからCANを介して通信していろんなものを制御したい場合に便利です。
- Python-canを使用するためには、適切なCANハードウェアとドライバが必要です。
- Python-canは、ESP32やRaspberry Piなどのデバイスで使用することができます。
以上がPython-canの基本的な使い方になります。これを参考に、PythonでCAN通信を行うプログラムを作成してみてください。