Pythonのunittestモジュールを使用してテストを書く際、特定のテストを一時的に無効化したい場合があります。これは、例えば、特定のテストが時間がかかりすぎる、または現在修正中であるために一時的に無効化したいといった状況で役立ちます。Python unittestでは、テストを一時的に無効化するためのいくつかの方法が提供されています。
デコレータを使用する
Python unittestでは、@unittest.skip
デコレータを使用してテストをスキップすることができます。このデコレータをテスト関数の前に配置することで、そのテストは実行されません。
import unittest
class MyTest(unittest.TestCase):
@unittest.skip("This test is skipped")
def test_skipped(self):
...
このコードでは、test_skipped
関数はスキップされ、実行されません。
アンダースコアをプレフィックスとして使用する
テスト関数の名前をアンダースコアで始めることで、そのテストを無効化することができます。つまり、test_my_function
ではなく、_test_my_function
と命名します。
import unittest
class MyTest(unittest.TestCase):
def _test_skipped(self):
...
このコードでは、_test_skipped
関数は実行されません。
テストをコメントアウトする
最も単純な方法は、無効化したいテストをコメントアウトすることです。ただし、この方法は一時的なものであるべきで、長期間テストをコメントアウトしたままにすることは避けるべきです。
import unittest
class MyTest(unittest.TestCase):
# def test_skipped(self):
# ...
このコードでは、test_skipped
関数はコメントアウトされているため、実行されません。
これらの方法を使用して、Python unittestでテストを一時的に無効化することができます。ただし、テストを無効化することは一時的な対策であるべきで、問題が解決したらテストを再度有効化することが重要です。