Python unittestで例外をテストする方法

Pythonのunittestライブラリは、ユニットテストを行うための強力なツールです。特に、例外が正しく発生するかどうかをテストする際には、assertRaises()メソッドが非常に便利です。

assertRaisesの基本的な使い方

assertRaises()は、特定の例外が発生することを確認するためのメソッドです。以下にその基本的な使い方を示します。

import unittest

def function_that_raises_exception():
    raise ValueError("An error occurred")

class TestMyFunction(unittest.TestCase):
    def test_exception_raised(self):
        with self.assertRaises(ValueError):
            function_that_raises_exception()

このコードでは、function_that_raises_exception関数がValueErrorを発生させることをテストしています。assertRaises()メソッドはwithステートメントとともに使用され、そのブロック内で例外が発生することを確認します。

例外のメッセージもテストする

例外が発生することだけでなく、その例外のメッセージもテストしたい場合があります。そのような場合には、assertRaises()メソッドの戻り値（コンテキストマネージャ）を使用します。

import unittest

def function_that_raises_exception_with_message():
    raise ValueError("Specific error message")

class TestMyFunction(unittest.TestCase):
    def test_exception_message(self):
        with self.assertRaises(ValueError) as cm:
            function_that_raises_exception_with_message()
        self.assertEqual(str(cm.exception), "Specific error message")

このコードでは、function_that_raises_exception_with_message関数が特定のメッセージとともにValueErrorを発生させることをテストしています。assertRaises()メソッドの戻り値は、発生した例外を表すオブジェクトで、そのメッセージを確認することができます。

以上が、Pythonのunittestライブラリを使用して例外をテストする基本的な方法です。これを活用することで、コードが期待通りの例外を適切に発生させるかどうかを確認することができます。