Pythonでは、データを格納するために変数という概念を使用します。変数は、データを扱うメモリ領域(値を入れておく「箱」)のことで、その「データ型」と一致する値を格納できます。
一方、定数は、プログラミング言語において、値をいれておく「箱のひとつ」です。変数同様、データを扱うメモリ領域を、必要に応じて利用できるようにするために、データに固有の名前を与えたものです。ただし、変数とは異なり初期の値からの変更は不可能です。
Pythonでは、定数を言語としてサポートしておらず、基本的には全て変数となります。しかし、変数や値を定数として宣言することはできないので気を付けましょう。Pythonで定数を定義する時は、定数名を全て大文字で構成します。
以下に、Pythonでの変数と定数の使用例を示します。
# 変数の例
apple_price = 100
kazu = 5
total_price = apple_price * kazu
print(str(total_price) + "円")
# 定数の例
TEST_VALUE = 10
print(TEST_VALUE)
この記事では、Pythonの変数と定数の違いについて説明しました。これらの理解は、Pythonプログラミングの基礎となります。