PythonからC関数に文字列を渡す方法について説明します。Pythonのctypes
ライブラリを使用すると、PythonからC関数に文字列を渡すことができます。
まず、Pythonの文字列をエンコードしてバイト文字列に変換します。次に、ctypes
のc_char_p
を使用して、このバイト文字列をC関数に渡すことができます。
from ctypes import c_char_p
# Pythonの文字列
str_python = "Hello, World!"
# 文字列をエンコードしてバイト文字列に変換
bytes_str = str_python.encode('utf-8')
# バイト文字列をC関数に渡す
c_func(c_char_p(bytes_str))
しかし、注意点があります。Pythonの文字列はイミュータブル(変更不可能)であるため、呼び出される関数が文字列を変更する必要がある場合、create_string_buffer
を使用して変更可能なバッファを作成する必要があります。
from ctypes import create_string_buffer
# 変更可能なバッファを作成
buff = create_string_buffer(bytes_str)
# バッファをC関数に渡す
c_func(buff)
この方法を使用すると、PythonからC関数に文字列を効率的に渡すことができます。ただし、C関数が文字列を変更する場合は、変更可能なバッファを作成することを忘れないでください。