Pythonでは、文字列と文字コード(ASCIIやUTF-8など)を相互に変換することが可能です。この記事では、その方法を詳しく解説します。
文字列から文字コードへの変換
Pythonでは、ord
関数を使って文字列をASCIIコードに変換することができます。以下にその例を示します。
s = 'A'
ord_s = ord(s)
print(ord_s) # 出力: 65
この例では、文字列 ‘A’ をASCIIコードに変換しています。
文字コードから文字列への変換
逆に、ASCIIコードから文字列に変換するにはchr
関数を使用します。以下にその例を示します。
ord_s = 65
chr_s = chr(ord_s)
print(chr_s) # 出力: A
この例では、ASCIIコード 65 を文字列 ‘A’ に変換しています。
UTF-8との変換
Pythonでは、encode
メソッドとdecode
メソッドを使って、文字列とUTF-8の間で変換を行うことができます。以下にその例を示します。
# 文字列からUTF-8への変換
s = 'あ'
utf8_s = s.encode('utf-8')
print(utf8_s) # 出力: b'\xe3\x81\x82'
# UTF-8から文字列への変換
utf8_s = b'\xe3\x81\x82'
s = utf8_s.decode('utf-8')
print(s) # 出力: あ
この例では、文字列 ‘あ’ をUTF-8に変換し、その後、元の文字列に戻しています。
以上がPythonでASCIIとUTF-8を変換する基本的な方法です。これらの方法を理解し、適切に使い分けることで、さまざまな文字コードを扱うことができます。.