PythonでBase64エンコードされたデータをデコードし、その結果をファイルに書き込む方法について説明します。
Base64とは
Base64は、バイナリデータをASCII文字列に変換するエンコーディングスキームです。これにより、バイナリデータをテキストとして安全に送受信したり、テキストファイルに保存したりすることが可能になります。
PythonでのBase64データのデコードとファイルへの書き込み
Pythonでは、base64
モジュールを使用してBase64エンコードとデコードを行うことができます。以下に、Base64エンコードされたデータをデコードし、その結果をファイルに書き込むPythonスクリプトの例を示します。
import base64
# 入力ファイルを開く
with open('Input.txt', 'r') as input_file:
coded_string = input_file.read()
# Base64データをデコード
decoded = base64.b64decode(coded_string)
# デコードしたデータを出力ファイルに書き込む
with open('Output.txt', 'w', encoding="utf-8") as output_file:
output_file.write(decoded.decode("utf-8"))
このスクリプトは、Input.txt
という名前のファイルからBase64エンコードされたデータを読み取り、それをデコードし、結果をOutput.txt
という名前のファイルに書き込みます。
注意点
- ファイルを開く際のモードに注意が必要です。テキストファイルを扱う場合は
'r'
(読み取り専用)モードを、バイナリファイルを扱う場合は'rb'
(バイナリ読み取り専用)モードを使用します。 - デコードしたデータをファイルに書き込む際は、適切なエンコーディングを指定することが重要です。上記の例では、
"utf-8"
エンコーディングを使用しています。
以上がPythonでBase64データをデコードしてファイルに書き込む方法になります。この情報がPythonプログラミングに役立つことを願っています。