Pythonは、さまざまなデータ分析ツールの中でも、CSV(Comma Separated Values)はとくに重要です。PythonにおけるCSVの扱い方について解説します。
PythonとCSVの関連性
CSVは、表形式のデータを保存するためのシンプルなファイル形式で、多くのプログラムで利用されています。Pythonでは、CSV形式のファイルを読み書きするための組み込みライブラリを提供しています。
CSVライブラリを使った基本的な使い方
PythonのCSVライブラリは、CSV形式のファイルを読み書きするための一連の関数とクラスを提供します。具体的には以下のような、ファイルの読み書きを柔軟に制御する機能が備わっています。
import csv
# CSVファイルの書き込み
data = [
['Name', 'Age', 'Country'],
['Alice', 25, 'USA'],
['Bob', 30, 'Canada'],
['Charlie', 22, 'UK']
]
with open('data.csv', 'w', newline='') as csvfile:
writer = csv.writer(csvfile)
writer.writerows(data)
print("CSVファイルの書き込みが完了しました。")
# CSVファイルの読み込み
with open('data.csv', 'r') as csvfile:
reader = csv.reader(csvfile)
for row in reader:
print(row)
このコードは、まずCSVファイルを作成し、その後で同じファイルを読み込みます。csv.writer
オブジェクトのwriterows
メソッドを使用してデータをCSVファイルに書き込み、csv.reader
オブジェクトを使用してCSVファイルを読み込みます。
まとめ
PythonのCSVライブラリを使用すると、CSVファイルの読み書きが容易になります。このライブラリはPythonの標準ライブラリに含まれているため、追加のインストールは不要です。Python環境が整っていれば、すぐにCSVファイルの読み書きを始められます。.