Pythonのcsv
モジュールは、CSV形式のデータを効率的に操作するためのクラスを実装しています。このモジュールを使用すると、プログラマーはExcelが好む形式でデータを書き込む、またはExcelが生成したファイルからデータを読み取ることができます。
CSVファイルへの書き込みには、csv.writer
オブジェクトが使用されます。このオブジェクトは、ユーザーのデータを与えられたファイルに区切り文字で区切られた文字列に変換します。
以下に、csv.writer
を使用してCSVファイルにデータを書き込む基本的な例を示します。
import csv
with open('eggs.csv', 'w', newline='') as csvfile:
spamwriter = csv.writer(csvfile, delimiter=' ', quotechar='|', quoting=csv.QUOTE_MINIMAL)
spamwriter.writerow(['Spam'] * 5 + ['Baked Beans'])
spamwriter.writerow(['Spam', 'Lovely Spam', 'Wonderful Spam'])
この例では、delimiter
パラメータに空白文字を、quotechar
パラメータにパイプ文字を指定しています。また、quoting
パラメータにはcsv.QUOTE_MINIMAL
を指定しています。これにより、フィールド内に区切り文字やquotecharが含まれている場合に限り、フィールドがquotecharで囲まれます。
csv.writer
には他にもいくつかの引用オプションがあります。たとえば、csv.QUOTE_ALL
を指定すると、すべてのフィールドがquotecharで囲まれます。また、csv.QUOTE_NONNUMERIC
を指定すると、非数値フィールドがquotecharで囲まれ、数値フィールドはそのままになります。
以上がPythonのcsv
モジュールを使用してCSVファイルにデータを書き込む際の基本的な方法と、その際の引用についての説明です。この情報がPythonでのCSVファイル操作の理解に役立つことを願っています。