Pythonのcursesモジュールは、テキストベースのターミナルで画面描画やキーボード操作を制御するためのライブラリです。しかし、Windows版のPythonにはcursesモジュールが含まれていません。そのため、Windowsでcursesを使いたい場合は、別途windows-curses
パッケージをインストールする必要があります。
以下に、windows-curses
パッケージのインストール方法と基本的な使用方法を示します。
windows-cursesのインストール
まずは、windows-curses
パッケージをインストールします。コマンドプロンプトやシェルから以下のコマンドを実行します。
python -m pip install windows-curses
cursesの基本的な使用方法
Pythonのcursesモジュールは、Cのcurses関数をラップしたもので、Cでcursesプログラミングに慣れている場合は、Pythonでの使用も容易になります。
以下に、Pythonのcursesを使った基本的なコードを示します。
import curses
def main(stdscr):
# Clear screen
stdscr.clear()
# This raises ZeroDivisionError when i == 10.
for i in range(0, 11):
v = i-10
stdscr.addstr(i, 0, '10 divided by {} is {}'.format(v, 10/v))
stdscr.refresh()
stdscr.getkey()
curses.wrapper(main)
このコードは、画面をクリアし、0から10までの各数値について、10をその数値で割った結果を表示します。また、curses.wrapper(main)
は、プログラムが終了するときに端末を元の状態に戻すためのものです。
以上がPythonでcursesを使う基本的な方法です。より詳細な情報や使用例については、Pythonの公式ドキュメンテーションを参照してください。.