Pythonでdatetimeをnumpy.linspaceに変換する方法

Pythonのnumpyライブラリには、等間隔の数列を生成するlinspace関数があります。しかし、この関数は数値のみを扱い、datetimeオブジェクトを直接扱うことはできません。そこで、datetimeオブジェクトをnumpy.linspaceで扱える形式に変換する方法を紹介します。

まず、datetimeオブジェクトをnumpy.datetime64型に変換します。これにより、datetimeオブジェクトを数値として扱うことができます。

import numpy as np
import datetime

# datetimeオブジェクトのリスト
dates = [
    datetime.datetime(2015, 7, 2, 0, 31, 41),
    datetime.datetime(2015, 7, 2, 1, 35),
    datetime.datetime(2015, 7, 2, 2, 37, 9),
    datetime.datetime(2015, 7, 2, 3, 59, 16),
    datetime.datetime(2015, 7, 2, 5, 2, 23)
]

# numpy.datetime64型に変換
dates = [np.datetime64(i) for i in dates]

次に、numpy.datetime64型の数値をnumpy.linspaceに渡します。しかし、このままではエラーが発生します。これは、numpy.datetime64型の数値と浮動小数点数の間で演算ができないためです。

# numpy.linspaceを使用（エラーが発生）
x = np.linspace(min(dates), max(dates), 500)

この問題を解決するためには、numpy.datetime64型の数値を浮動小数点数に変換する必要があります。これには、astypeメソッドを使用します。

# numpy.datetime64型の数値を浮動小数点数に変換
dates = [i.astype('f8') for i in dates]

# numpy.linspaceを使用
x = np.linspace(min(dates), max(dates), 500)

以上が、Pythonでdatetimeオブジェクトをnumpy.linspaceに変換する方法です。この方法を使えば、日付や時間のデータを等間隔の数列として扱うことができます。これは、時系列データの解析や可視化に非常に便利です。