Pythonでは、条件分岐の一部としてelse
を使用することができます。しかし、else
の中で何もしない場合、どのようにコードを書くべきでしょうか?この記事では、その方法を解説します。
Pythonのelseで何もしない方法
Pythonのif
文ではelse
を使うことができます。if
文の条件が偽だったときに実行されるのがelse
です。このelse
で何もしない処理を書きたい場合はどうしたらいいのでしょうか?結論から言うと「pass文」を使います。このpass
文を使うと「何もしない」という処理を書くことができます。
if 0:
print('hello')
else:
pass
上記のコードの場合、if 0:
という条件式は結果が偽(False)になります。そのためprint('hello')
という処理は実行されません。ですので代わりにelse:
の部分が実行されます。else:
の処理ではpass
文が実行されますが、pass
は何もしない文です。そのためプログラム的には何もしません。
elseとpass文は省略できる
「何もしないelse」というのは、何もしないわけですから省略することができます。例えば先ほどのif
文は
if 0:
print('hello')
else:
pass
というコードでしたが、このelse
の部分は省略して
if 0:
print('hello')
と書くこともできます。
しかし省略は可能ですが、意図的に省略しないケースもあります。それは「何もしない」ということを明示したいときです。else
を省略すると「elseを書き忘れたのかな?」と見た人は思うことがあります。しかし明示的にelse
とpass
文を書いておけば「ああ、elseは何もしないんだな」とわかります。このように明示的にelse
とpass
文を書くと、「何もしない」ということをコード上で強調することができます。
以上がPythonでelse None
を使う方法についての解説です。この情報があなたのPythonコーディングの一助となれば幸いです。.