Pythonでは、文字列を数値に変換する際にはint
関数やfloat
関数を使用します。しかし、これらの関数は不正な値を渡すとエラーが発生します。そのため、変換前に文字列が数値に変換可能かどうかを判定する方法が必要です。
整数への変換と例外処理
整数への変換はint
関数を使用します。以下にその使用例を示します。
def isint(s):
try:
int(s, 10)
except ValueError:
return False
else:
return True
この関数は文字列s
が整数に変換可能かどうかを判定します。int
関数で変換を試み、例外ValueError
が発生した場合はFalse
を返し、そうでなければTrue
を返します。
浮動小数点数への変換と例外処理
浮動小数点数への変換はfloat
関数を使用します。以下にその使用例を示します。
def isfloat(s):
try:
float(s)
except ValueError:
return False
else:
return True
この関数は文字列s
が浮動小数点数に変換可能かどうかを判定します。float
関数で変換を試み、例外ValueError
が発生した場合はFalse
を返し、そうでなければTrue
を返します。
以上がPythonでの数値への変換とその例外処理についての基本的な説明です。これらの知識を持つことで、Pythonでの数値操作がより安全になります。