Pythonのfloat
型は、小数点を持つ数値を表現するためのデータ型です。float
型は、実数を表現し、整数部と小数部を分ける小数点で書かれます。例えば、3.14
や-2.71
などはすべて浮動小数点数です。
Pythonでは、float()
関数を使って明示的にデータをfloat
型に変換することができます。これは、小数値を含む計算を行う必要がある場合に便利です。
以下に、Pythonでfloat
型を使用する基本的な方法を示します:
-
直接変数に
float
を割り当てる:
python
num = 1.23 -
他の変数を通じて
float
を計算する:
python
num1 = 1.5
num2 = 2.5
total = num1 + num2 # totalは4.0になります -
float()
を使って整数をfloat
に変換する:
python
num = float(7) # numは7.0になります -
float()
を使って文字列をfloat
に変換する:
python
num = float('3.14') # numは3.14になります
Pythonのfloat
型は非常に便利で、多くの場面で使用されます。ただし、float
型はコンピュータ内部で2進法の分数として表現されるため、値を厳密に表現できない場合があります。Pythonで厳密な計算を行いたい場合は、decimal
型を使用します。
以上がPythonのfloat
型の基本的な使い方です。これらの基本を理解した上で、さらに応用的な使い方を学んでいきましょう。