GDALは地理空間データ抽象化ライブラリで、Pythonパッケージと拡張機能はGDAL/OGRのSWIG生成Pythonバインディングを含んでいます。GDALのPythonバインディングは、Pythonパッケージインデックスからインストールできます。
GDALのインストール
GDALのインストールは以下の手順で行います。
- 必要な依存関係をインストールします。これにはlibgdal(3.8.4以上)とその開発ヘッダー(gdal-devel)、numpy(1.0.0以上)とその開発ヘッダー(numpy-devel)が含まれます。
- pipを使用してGDALをインストールします。コマンドは
pip install GDAL
です。
注意点
pipがソースビルドを行うためには、libgdalとその開発ヘッダーがインストールされている必要があります。これは、指定したプラットフォームとPythonバージョンに対応するホイールが利用できない場合に必要です。
GDALの使用
GDAL Pythonバインディングには5つの主要なモジュールが含まれています。
from osgeo import gdal
from osgeo import ogr
from osgeo import osr
from osgeo import gdal_array
from osgeo import gdalconst
これらのモジュールをインポートすることで、GDALの機能をPythonから利用することができます。