Google Authenticatorとは
Google Authenticatorは、ユーザーのアカウントセキュリティを強化するためのツールです。このツールは、一度だけ使用できるパスワード（OTP）を生成します。これにより、ユーザーがログインする際に、IDとパスワードだけでなく、このOTPも必要となります。
Pythonでの実装
PythonでGoogle Authenticatorを実装するには、以下の手順を参考にしてください。
- まず、必要なライブラリをインストールします。今回は
pyotpというライブラリを使用します。
pip install pyotp==2.3.0
- 次に、
pyotpを使ってGoogle Authenticatorを実装します。以下に、時間ベースのワンタイムパスワード（TOTP）とHMACベースのワンタイムパスワード（HOTP）の2つの方法を示します。
import pyotp
# TOTPの例
totp = pyotp.TOTP('base32secret3232')
print(totp.now()) # 現在のOTPを表示
print(totp.verify('492039')) # OTPの検証
# HOTPの例
hotp = pyotp.HOTP('base32secret3232')
print(hotp.at(1401)) # 1401回目のOTPを表示
print(hotp.verify('316439', 1401)) # OTPの検証
以上で、PythonでGoogle Authenticatorを実装する基本的な方法をご紹介しました。これを参考に、自身のアプリケーションに2段階認証を導入してみてください。.