Pythonの標準ライブラリであるtkinter
を使用して、GUIアプリケーションを作成する方法を解説します。特に、ボタンのクリックイベントに焦点を当てます。
tkinterとは
tkinter
はPythonに標準搭載されているGUIフレームワークです。テキストボックスやボタンなどを表示して、より本格的なアプリケーション開発が可能です。
ボタンの作成
まずは、tkinter
を使ってボタンを表示するウィンドウを作成してみましょう。
import tkinter
# 画面作成
tki = tkinter.Tk()
tki.geometry('300x200') # 画面サイズの設定
tki.title('ボタンのサンプル') # 画面タイトルの設定
# ボタンの作成
btn = tkinter.Button(tki, text='ボタン') # ボタンの設定(text=ボタンに表示するテキスト)
btn.place(x=130, y=80) #ボタンを配置する位置の設定
# 画面をそのまま表示
tki.mainloop()
ボタンクリック時の処理
次に、ボタンが押されたときの処理を実装してみます。
import tkinter
from tkinter import messagebox
# click時のイベント
def btn_click():
messagebox.showinfo("メッセージ", "ボタンがクリックされました")
# 画面作成
tki = tkinter.Tk()
tki.geometry('300x200') # 画面サイズの設定
tki.title('ボタンのサンプル') # 画面タイトルの設定
# ボタンの作成
btn = tkinter.Button(tki, text='ボタン', command=btn_click)
btn.place(x=130, y=80) #ボタンを配置する位置の設定
# 画面をそのまま表示
tki.mainloop()
このコードでは、ボタンがクリックされたときにbtn_click
関数が呼び出されるように設定しています。btn_click
関数では、メッセージボックスが表示され、”ボタンがクリックされました”というメッセージが表示されます。
以上が、Pythonのtkinter
を使用してGUIアプリケーションを作成し、ボタンのクリックイベントを処理する基本的な方法です。これを基に、さらに複雑なGUIアプリケーションを作成することが可能です。