Pythonのzipfile
モジュールは、ZIPファイルの作成、読み込み、書き込み、追加、リスト表示など、ZIPファイルの操作に必要なツールを提供しています。この記事では、その基本的な使い方を紹介します。
zipfileモジュールの基本
まずは、zipfile
モジュールの基本的な使い方について説明します。
ZIPファイルの作成と書き込み
PythonでフォルダーをZIPファイルへ圧縮するにはzipfile
モジュールを使います。ZIPファイルを作成し、フォルダーに中に含まれるファイルを1つずつZIPファイルへ書き込むという手順になります。
ZIPファイルの読み込み
zipfile.ZipFile
クラスは、ZIPファイルの読み込みに便利です。特に、バイナリファイルの読み込みはread()
を使い、テキストファイルの読み込みはopen()
を使うことが推奨されています。
ZIPファイルの解凍
ZIPファイルの中にある特定のファイルを解凍するには、zipfile.ZipFile
クラスのopen
メソッドを使います。
import zipfile
zip_file_path = "<zipファイルのパス>"
target_file_path = "<zipファイルの中にある目的のtxtファイル>"
with zipfile.ZipFile(zip_file_path, "r") as zip_ref:
with zip_ref.open(target_file_path, "r") as file:
for line in file:
line_decoded = line.decode("utf-8")
# line_decodedに対してやりたいことを追記する
このように、Pythonのzipfile
モジュールを使えば、ZIPファイルの操作が容易になります。ただし、このモジュールを高度に利用するには、PKZIPアプリケーションノートで定義されているフォーマットの理解が必要です。
以上、PythonでZIPファイルを操作する基本的な方法について説明しました。これらの情報が、PythonでZIPファイルを扱う際の参考になれば幸いです。.